平成13年 4月 県北地区では2番目に総合学科に改編し、総合学科第1期生7学級280名が入学。
総合学科とは…
「総合学科は、普通教育を主とする学科である「普通科」、専門教育を主とする学科である「専門学科」に並ぶものとして、平成6年度から全国で導入されたものです。
総合学科で行われる教育の特色として、
1 2年次、3年次では『自分だけの時間割』で学習します。在籍生徒数分の時間割が存在します。
本校では幅広い選択科目(70科目)の中から、自分の進路目標の実現に向けて、受験科目や就職試験に必要な資格を取得する
科目等を選択し学びます。興味・関心のある科目も選択し、学ぶことも可能です。
2 4系列に所属をします。「系列」とは「科目群」としてのまとまりをいいます。選択した科目で決まっていきます。
[科」[コース]ではありません。系列なので、縛られません。
高校に入ってから、その科やそのコースではなかったと気づいたときに、北高は系列をまたいで科目選択ができます。
3 1年次では同じクラスで学習しますが、2・3年次は選択した科目の教室に移動し、同じ目標等を持って科目を選択した生徒と学びます。
本校では、「きみの夢が動き出す」を掲げ、以下の4系列(平成31年度入学生より)で生徒一人一人が「夢実現」に向けて学んでいます。
〇文理総合系列 ・・・ 「大学、短大、看護医療系分野への進学や公務員受験を目指す」
:それぞれの受験科目にそって科目選択をします
〇教養文化系列 ・・・ 「幅広い教養文化を学び、それぞれの進路実現を目指す」
:音楽、美術、書道、体育を専門的な科目を選択し、学びます。
〇生活総合系列 ・・・ 「保育、食物、福祉分野への進学や就職を目指す」
:保育分野や基礎ピアノ等を選択し、食物分野を選択し、進学を目指します。
福祉分野を選択し老人福祉施設や進学を目指します。
〇情報ビジネス系列 ・・・ 「商業、情報系の資格を取得し、就職や進学を目指す」
:検定を取得し、就職にそなえます。また、進学を目指します。
キャリア教育の充実!!
必履修科目を中心に高校の基礎科目を学びます。
総合学科ならではの科目である【産業社会と人間】では、地域理解学習、自己理解と進路を考えることを中心に活動します。
様々な講演会や会社に出向いての「職業インタビュー」、上級学校を見学します。
この科目の中で、自分の2・3年次の科目選択をし、自分だけの時間割を作成します。
あなたの「夢や目標」をもとに、週に半分の科目を自分で選択します。1年次の学習をもとに更に基礎学力の定着を図ります。
【総合的な探究の時間】では、自己理解と進路探求を継続し、3年次の準備となる「課題研究」に取り組みます。
あなたの「夢や目標」の実現に向けた最終段階です。
週に約2/3の科目を選択し、基礎から応用へと学習を進めます。進学に対応した課外にも取り組みます。
【総合的な探究の時間】では、3年間のまとめとして、自分の進路実現や生涯学習の観点からテーマを設定し、
課題研究に取り組み、プレゼンテーションします。
課題研究の設定テーマ例
・広告が与える影響
・ペットと人間のかかわり
・世界の民族衣装とデザインについて
・加齢に伴う眼の変化と眼疾患について
※これらの研究テーマは、毎年12月に研究の成果として発表する『総合学科学習発表会』があり、優秀者は翌年1月に開催される県大会に挑みます。